日本では2015年から基本的には企業では、定年制を撤廃なさるところが多くなりました。以前は60歳までしか雇用を実施なさらず、それ以降は勤めることが出来なくなるわけです。退職金を受け取り、あとは年金生活で余生を過ごすというスタイルは、日本はもちろんのこと世界各地でも当たり前でした。しかし国内では65歳以上の高齢者数が一気に増加をしており、現役世代といえる若い年代が少なくなったことで、産業がうまく進まない懸念もされています。
その結果、生涯雇用に踏み切った会社が多くなったと言えるわけです。たとえ生涯雇用が実現した現代であっても、年齢を重ねたことで身体の至る所で不調をきたしている高齢者であることには変わりません。とくに持病を持っている方だと、好きなものを食べられないというケースもあるわけです。社食サービスでは、以前とは異なった手厚いフォローもなされるようになっています。
簡単に今の社食サービスの概要を見ていくと、塩分控えめ・固形物がない・栄養価が高いという社食を用意されているところもあります。全従業員が上手く食事をとれるようにされているサービスで、年齢を重ねた方向けのメニューもあるわけです。塩分控えめというのは、腎臓病や高血圧症の方をケアしているのが理由になります。固形物を排除する理由は、誤嚥性肺炎を防ぐ狙いがあり、少し粘り気を出した流動食というスタイルです。
また食事量が少なくてもしっかりとカロリーを取れるものもあります。