どなたでも社会人であれば、一度は利用をしたことがあるでしょう。会社側で用意をしている食堂で味わえる社食サービスは、1980年から全国の企業で義務化をされた福利厚生です。このサービスの良い点は栄養とカロリーを管理栄養士が考えてメニューを作っている点で、日頃の食事では補えない栄養もしっかりと吸収ができる点です。そして利用してわかることは、お値段がとても安いということ。
労働基準法では労働者は300円までの自己負担と決めており、それ以上を負担する必要はありません。残りは事業者側で負担をするため、御値段が安くなります。またある一定のサービスを活用することも基本で、原価を大幅に下げることも可能です。ここではその裏側を少し解説していきます。
まず社食の場合、毎日1000食以上もの数で用意をするため、大量に食材を仕入れるのが基本。通販の業務用食材サービスを利用されており、毎日の分量を考えると非常に大容量で手に入れられているものです。どのような品であっても卸問屋はたくさん買えば買うほど、単価を割安にされます。1000人規模であれば約60パーセントほどの値引き率となるため、社食の提供金額にも反映をさせることが可能。
社食サービスは現在では給食会社に外部委託をしているケースも多く、なお一層大容量購入ができます。さらにレトルト食品を温めて出すこともあり、人件費を大幅に減らしている点も価格に反映をされるわけです。